イベントレポート
ロードアート カントリー
2018.07
2018年7月28日(土)、朝から快晴!気温30度の真夏日に、南1条通のPARCO前で『ロードアートカントリー』を実施しました。高い気温と熱風の中、集まったこどもたちや親子のみなさん、最後まで無事に元気に活動できて本当によかった!
ロードアートのテーマについてのどかな田園風景をイメージしたことば「カントリー」。トルネードの年間活動『▶つくるのねっこ』のコンセプトとのつながりがあります。
絵をかいたり、工作したりする「つくる」と ロードアートで、「田うえ」という行為と絵を描く行為をつなげました。体感を通してより多くのこどもたちに、コンセプトを伝えられたらという思いで企画しました。 |
ロードアートカントリーのキーマン
▶10 inc. アートディレクター ▶たべるとくらしの研究所 |
1.どうろで田うえ①青いチョーク
柿木原さんの合図で、ロードアートの制作がはじまります!会場にあつまったこどもたちみんなで、大きな田んぼのかたちの中を青いチョークで塗りつぶします。
色がとっても涼しげ!でも実際はじりじりと暑い気温の中、チョークが薄い部分を狙って塗りつぶすこどもたち。
しっかり塗り込むと、水の中にいるような雰囲気が高まります。 田んぼに水が張れました!
2.どうろでピクニック
次は、田んぼのまわりに「土地」(ピクニックシート)を購入した親子のみなさんの制作がはじまりました。「はたけ」「果樹園」「樹木」の土地を、ピクニックシートのもようとして表現します。
まずはそれぞれの土地に、みどりのシートを広げて場所を確保。
それから「オレンジ」、「だいこん」、「針葉樹」など、それぞれがセレクトしていた記号マークを、自分たちの土地の上に並べたところで……
会場に、「みつばち隊」が登場!
会場全体をぶんぶん元気よく飛び回り、土地の記号マークを入れ替えていく!? いたずらを会場のみなさんに仕掛けました。
みつばち隊の活躍中、ムード満点の生演奏を、ベーシスト&グラフィックデザイナーのワビさん、それからトルネードに通う高校生・いとちゃんが担当してくれました。かっこいい!
みつばち隊の登場で会場が盛り上がった後、記号マークをシートの上に貼り付けたり、かわいいステンシル型を使ったペイント制作もあり、親子で協力しながらそれぞれのピクニックシートを仕上げていきました。
だいこん畑やレモン果樹園!一部にオレンジ、ももなども混じって、カラフルでかわいいピクニックシートが完成しました。
3.どうろで田うえ②ロードアート完成!
「ロードアート カントリー」の完成にはあともうひと制作。ふたたびこどもたちが田んぼに集合し、みんなで黄色いチョークを使って「田うえ」を行いました。稲が水田にある様子を表現するため、一定のサイズの「点」で表現したのが今回のポイントです。
田んぼとまわりの土地が完成し、田園風景が札幌のまちなかに登場!
4.どうろのそうじ
ロードアートの締め、道路清掃!
ここで強力なアイテムが!安斎さんが、なんと消防車で再登場。車上から、こどもたちみんなが涼しくなるよう、シャワー状の水を撒いてくれました。これは嬉しかった!
この消防車は、実は『モバイルアースオーブン』という名前の、安斎さんのアート作品です。消防車の中には、水ではなく火を起こせるオーブンが眠っています。消防車なのに機能は真逆なのがおもしろい!いつか活躍が見られるかな?
5.こどもスタッフたち
台風の影響とビル風の相乗効果により、かなりつよい風がふく中、そのロードアートの会場設営や、参加のこどもたちを誘導するなど、数々の現場仕事をこなした特別こどもスタッフ(トルネードの小学校4年生〜高校2年生)。
時折吹く突風で、設営した等高線がはがれてしまうアクシデントもありました。13時からの制作スタートまでに、おとなスタッフとこどもスタッフ総出で、参加するこどもたちが安全に、予定どおり制作できるように尽力しました。
地上Photo:
きたむら のりたか(高2)
おぐら れいそう(中1)
俯瞰Photo:
たかだ しんたろう
くどう あやの
Movie:岡本 零
企画:アートスクール トルネード × 10inc.
協力:たべるとくらしの研究所
主催:TOWN PICNIC実行委員会
協賛・協力: I LOVE ODORI・札幌大通まちづくり株式会社
後援:札幌市・札幌市教育委員会