
新年のはじまりのトルネードの教室には、お昼寝したくなるようなカーペットと毛布が登場。こどもたちは「わーい!ちょうど眠たかったんだ」「いやだ!寝ないよ!元気だもん」それぞれの反応を見せながらも、みんな思わずごろんごろん。

寝転んだり丸まったりしながらリラックスムード。普段、家でのんびりリラックスする時には、みんなどんなポーズをしているのかな?「寝る時は横向きだよ」「こうやって肘ついて…」「Youtube見る時はこうかな」それぞれ自分が落ち着く体勢を見せてくれました。

そんな中、なんだか不思議な形のものが登場。「それなに?」「むし?」ぐんにゃり曲がって、細いところや太いところ。それにシッポやくちばしみたいな出っ張りも。「動物かな?」「なんかの文字?」謎すぎる形にこどもたちの注目が集まりました。

「私はこうします」とスタッフが体に当てて、使い方を紹介。ふつうのまくらだと、寝転んでいると高さが合わせにくかったり、転がってどこかに行ってしまうので、しっかり抱いて離さないようになっているそう。でも大人とこどもでは体の大きさがちがう上、姿勢の好みも様々です。みんながこれを使ってもイマイチしっくりこないでしょう。

じゃあ、自分の体や好みの体勢にぴったりフィットするのって、どんな形だろう?そこでまずは自分好みの形を探してみることに。紙を丸めて、いろんな形の可能性を探っていきます。

原型づくりをする紙のかたまりは、体をのせたり抱いたりしてもつぶれないくらい、しっかりした密度が欲しいところ。そこで、紙をぎゅっと丸めたあと、さらにテープをぐるぐる巻きながらさらに固く締めていきます。片手で丸い形を押さえながら、もう片方の手でテープをひっぱってみる。「うーん、むずかしい」「ふにゃふにゃだ」

ちょっと複雑な角度調整や力加減が必要なので、ここは何度も挑戦しながら、だんだん感覚を掴んでいきました。特に少し体が大きな小学生たちはコツを掴むのも早い様子で、「見て!けっこう固くなったよ!」とギュッと締まったボールができてきました。

小さな子たちもまわりの子たちの様子を参考にしつつ、工夫しながら徐々にコツを掴んできた様子。両手だけではたりなくて、足も使って作ってる!小さい子ならではの体の使い方です。次はさらに大きめの紙を重ねて、ボールをどんどん大きくしていこう。紙とテープはどんどん使っていいですよ!

原型が大きくなってきたら、自分の体にフィットさせながらどんな形にしていくかを検討。身体を楽な角度にしてくれる枕や、お尻がしっかりはまるくぼみなど、何度も寝転がって確認しながら、付け足したり、つぶしたり。それぞれ調整がはじまりました。

こちらはバナナのような弓の形。ギュッと抱きしめやすいし、角度を変えると身体の色んなくびれにもフィットする、万能な形のようでした。

こちらは、太い・細いが何度も繰り返された、ながーい形を制作中。体に巻きつけて使いたいそうです。細いところは自在に曲げられ、太いところは抱いたり頭を乗せたりできますね。すごい発想だ!

それぞれの体のサイズに合わせて、フィット感を追求した形が生まれてきました。全身で抱きしめる、頭の下に置く、お腹に巻きつける…見事にバラバラでおもしろい!自分のクセや好みも反映されているようで、早くも「相棒」のような愛着が。

自分の「相棒」の形が決まったら、布で制作するための準備をしていきました。紙とちがって、布はキッズにとって扱いにくく、ここがひとつの難関になりそう。まずは何人かで協力しながら、それぞれの半分に折りたたんだ布を床にしっかりと固定。

自分で作った原型を布の上に置き、形をなぞって写します。小さめだとまだ扱いやすいですが、大きな形や長い形を作った子はこの時点で早くも大仕事!布がたわんでしわになりやすいので気をつけて。

さらに、形のまわりにぬいしろを付け足して描きます。できるだけ等間隔でまわりに線を引くため、目安になる物差しを配布。曲線は少しずつカーブに沿って動かしながら、形を拾っていきました。

2枚重ねたまま、布用のハサミで形をカット。ここは小学生はもちろん、一番小さな年中さんもスムーズにカットできていました。裁ちばさみの「シャキン」という音がなんだか気持ちいい!最後に、布の表裏をひっくり返して、中表にしておくところまで無事完了。みんながんばった!

最後にもう一度、自分の相棒とごろん。気持ちよさそうな顔!自分にぴったりフィットする気持ちいい「形」が完成するまで、いろんな技法や感覚を楽しもう!

みんな教室に入るなり、前回作った自分の形を探し始めました。「ぼくの相棒は?」「いたいた!私の」自分だけの形が見つかると、すごく機嫌な様子。もうすっかり相棒として使い始めています。

それぞれの形を写して切った布は、今回は特別にスタッフが縫い、袋状にしておきました。全員分、ぐるっとミシンをかけたよ。「わー、ほんとだ!」「中に何入れるの?」

今回は”感触”にこだわって、自分の形の触り心地をさらに良くしてみよう。どんなものを詰めたら、自分好みの感触になるかな?いろんな素材を触ってみよう。

こちらは細かく裁断された木の緩衝材。触るとカサカサと乾いた音がします。もうひとつのカサカサ素材は…”稲わら”。お米を収穫した後の穂を乾燥させたものです。この感触は…「牧場みたい!」

ポリエチレンの緩衝材も、種類がいろいろあります。「これ知ってる!」「りんごのやつだ」フルーツ用のネットや、こどもたちが大好きなプチプチと気泡が入ったエアパッキンシート。大きめの気泡が入った厚手のものもあるよ。

絵の具制作などでもたびたび登場する、柔らかいスポンジやポリエステルの綿は「あったか〜い」「ふわふわだあ」「やわらかい!」と気持ちよさそう。こどもたちに大人気。いろいろ触れて、感触を確かめました。

実際に作品に使う時は、素材そのままではなく、布の中に入れて使いますね。そこで、作品に似た布袋の中にそれぞれの素材を入れて、感触を確かめてみることに。ふんわりな素材も、たくさん詰めると弾力が増していきます。

例えばスポンジ素材は布越しだと不思議な凸凹が出るのが特徴で、やわらかいけど独特な弾力があり「綿よりも丈夫な感じがする。」いろいろ試しているうちに、こどもたちは自然と異素材を詰め合わせて、自分好みに感触をブレンドし始めました。

こどもたちに人気ナンバーワンの素材は、ふわふわの綿。でも「これだけだとやわらかすぎる」という声も多く、「綿をちがう素材で包んでみよう」「層にしながら重ねてみよう」などの工夫が。感心するほどのこだわり方です。

何度も感触を確かめながら、入れたり出したりを繰り返し試し、まるでオリジナルの枕づくりみたいに本格的!自分の「気持ちいい」「うれしい」「落ち着く」などの感触が見つかった子から、自分の作品の中身を詰めていきました。

単に好きな素材をどんどん入れていくわけではなく、作品を抱いた時に自分の体の当たり方を確認して、部分によって素材を変えるというこだわり派も。抱き心地や、つぶれ具合など、かなり細かく確認しながら詰め方を工夫していました。

こちらは自分の首にフィットさせるため、「作品の一部を膨らませたい」という子。やわらかいボールを入れてみると「ちょうどここだけ膨らんだ!」そこから数や密度を調整して「首の下の隙間にぴったり!」とうれしそう。

中身が詰まってくると膨らみが出てきて、作品の存在感が一気に高まりました。自分にぴったりの形と、最高の気持ち良い感触!愛着が湧いてたまらない様子です。でも、クリップで仮留めした入り口が…体に当たると痛い…

中身をしっかり詰め込んだら、針と糸で口を縫って綴じてみよう。「ええ?!」」縫うのはじめてだよ!?」「無理無理!」小さい子は特にびっくりしていましたが、せっかくの機会なので作品の一部分だけでも体験してみることに。

小学生の中には「一度経験がある」「月に1回は縫いものをしてる」という子もいましたが、ほとんどの子たちはじめての挑戦です。針の鋭さにドキドキしていましたが、でもやっぱり、興味はある。やってみたいような、こわいような…

今回は一方向に針を刺して縫っていく「まつり縫い」を体験しました。スタートはおそるおそるはじめた子たちも、「針を刺して、糸を引いて」の繰り返しの作業で、だんだん慣れていった様子。いつの間にかクラス中の子どもたちが、静かに没頭していました。

「できた!」と、あっという間に縫い上げた子は「もう縫うものないの?」ともっと続きをしたい様子。ていねいな作業で縫い目をきれいに仕上げる子は「すごい!」とみんなの尊敬の的。お迎えにきたお母さんたちも「わあ、縫ってるの!?」と、こどもたちの様子を間近で見守ってくれました。

口も閉じられて、しっかりと形ができました。早くも「よし、今日はこの相棒と寝よう!」という声もありましたが…もう少し仕上げの制作をしていきたいところ。きっともっと愛着が増しますよ。持ち帰りは来週になることを伝えると「もう〜!待ちきれないよ!」というほど楽しみな様子です。

スタートで登場したはてなボックス。これは…「何入ってるの?」気になるったら気になる!順番に手を入れて触ってみよう。どんな触り心地だった?

「さらさら!」「ツルツル」 「もじゃもじゃしてた」「うぶうぶ」「もこもこだった」こどもたちが、中の感触を教えてくれました。中身を出してみると、いろんな質感の布。同じ白でも、いろんな触り心地。

質感のちがう布をずらり並べていきました。まずは3枚くらい自分が使いたい素材を選びます。「これ好き!」「ああ、こっちも気持ちいい」「これとこれだと似すぎかな」たくさんありすぎて迷ってしまう!

手で触ったり、頬擦りしながら、それぞれの布の感触を感じていました。 「ほっぺに気持ちいいのはどれかな」 「おなかが喜ぶのはどれかな」ツルツル派、ふわふわ派、ヒラヒラ派など、それぞれ好みがちう様子。とっておきのお気に入りを選んでいきました。

さらにカラフルなフェルトや、いろんな柄の布も登場。見てるだけでこどもたちの想像力がむくむくと...形や弾力が、自分の体にぴったりのソフトスカルプチャー。ここからは作品の「見た目」も、とっておきのお気に入りに仕上げていこう。

今月初めて使った、布を切るための裁ちばさみ。大きな刃物ですが、小学生はもちろん、小さな子たちも使い慣れてきた様子で、じょうずに布を切れるようになりました。それぞれが作りたい、形や細かな模様のパーツをどんどん作って、いろんなアイデアが登場しました。

縫う制作が好きな子は、チクチク針と糸で縫い付ける様子も。よりたくさんの布を手軽につけたい場合は「布用ボンド」もおすすめです。乾いても固くならないので、作品の感触も損ないません。「これなら細かい形もいっぱい貼れる!」

こちらの子は丸い布を切って左右対称の模様をつくり、大胆に配置!この色と形の組み合わせだと、つい赤い部分に頭や顔を乗せたくなるかも...

と思いながら黙って見ていると、「こう使うんだよ」と見せてくれました。おお、やっぱり!大当たり。見た目と使い方が、ちゃんと自分の中でつながってデザインされていました。

こちらの子は「目をつけたらどうなるだろう?」と、まずはお気に入りの目を作り、作品につけてみました。するととたんに色や形のイメージが浮かんできたようで、「トゲトゲがほしい」「ツノもある!」など制作の手が止まりません。

こちらはキリリとした目がついた作品。でも実は触り心地は「ふわふわ」「もこもこ」なので、その感触をイメージして色や形で表現していたようです。

リング状の形を作っていた子は、その形を生かしてドーナッツ風の柄に。さらに目をつけてみると「真ん中の穴が、口になったよ」表情も生まれて、すごく楽しい!

こちらは猫が大好きな子。新しい猫ちゃんの相棒が誕生!感触が気持ち良すぎて、この上に本物の猫が乗っちゃいそうな予感もしますねえ。

見た目も大事ですが、この作品は触り心地もとても大事なポイントです。「ここは顔がくるところだよ」「ここは首にあたるところ」それぞれにぴったりな質感の布を選んで貼っていました。

「ここを触ってみて〜」と言われて手を入れてみると...なんとスッと手が入るポケット仕様!手が温まると、ホッとするよね〜。ポケットに穴があかないよう、周辺は針と糸でしっかり縫ってありました。

完成した子から、作品と一緒にごろりん!「こりゃあいい」「さいこう」自分の好みにぴったりなうえ、作品が完成した満足感も相まって、もうみんな顔がニコニコです。

「あ〜きもちいい」「ここもぴったり!」自分の身体と作品が一体になって「寝ちゃうよ〜。いいの?」ほんのり夢心地の子も。さらにフィット感を研究する子もいたりして、みんな自分の「相棒」から離れません。

自分の相棒をしっかり持って「とうとう、おうちへ連れて帰れるぞ!」思い入れが強すぎるのか、「おっと、道具のバッグ持ち忘れた!」なんてことも。おうちで思う存分ダッコしてね。