
この回は、みんなにいろいろな場所の土を持参してもらいました。ボトルや袋にたっぷり、ずっしり!どこの土かを聞いてみると、「公園」「おばあちゃんちの畑」「遊びに行った海」「キャンプ場」「山」など、それぞれがとてもうれしそうに見せてくれました。中には、何種類も集めてきてくれた子も。

場所も違えば、土の色もバラバラです。同じ「海」でも「山」でも、場所によって色がちがうことがわかりました。さらに触ってみると「こっちはサラサラ」「これはガサガサ「ゴツゴツ!」「ふわふわ」感触もちがっておもしろい。土がこんなにちがうなんて!

今回は、みんなが持ってきたいろんな場所の土を絵の具にしてみます。初めての土絵の具づくりです。そして床に広げた大きな布に、大地の絵を描いてみましょう。大きな布を、全て土の色にできるかな?「よし!」「がんばらなくちゃ」こどもたちみんな、大張り切りです。

「でも、どうやって土を絵の具にするの?」絵の具にするためには、できるだけ細かい土が向いています。そこで、まずはふるいにかけて、細かな土を取り出します。ふるいやボウルを出すと「知ってる!」「こう使うんでしょ?」とさっそくフリフリ。

水分が多くてしっとりとした土は、なかなかふるいの下に落ちていきません。反対に、カラカラに乾いた土は、入れた途端にさっと落ちていき「あっという間に終わった!」「はや!」落ちにくい土には「よし!めん棒だ」と上からぐりぐり…自然とお互い協力しながら取り組んでいました。

ふるいにかけた後の土に触ると、「うわあ、さらっさら」「なめらか!」「気持ちいい」ボウルに入れて、さらにゴムベラも登場すると「お料理みたいだね」「なんか混ぜたくなってきた!」じゃあどんどん次に進みましょう。

ここから、水を加えてまぜまぜ...すると色が変わり、ぬるぬるしたペースト状になっていきます。「うーん、クッキーができそう」さらにボンドや、でんぷんのりを加えて、何度もまぜまぜ…「クリームみたいになった!」これで土絵の具の完成です。

できあがった土絵の具を、大きな布の上に塗ってみました。「うわあ〜」「こんな感触はじめて!」土でできた絵の具なので、いつもの絵の具と感触が全然違うようです。新鮮な感触に、「きもちいい」という発言もあれば「きもち悪い」もあり、それが「おもしろい!」

ヘラや手で、土絵の具を布の上にドン!そこから手足を使って大胆に広げていく子どもたち。凸凹に盛り上げるのも、ちょうど良い粘度で自由自在です。段々と熱気が高まり、大画面に夢中になって塗り広げました。まさにどろんこ遊びのよう。

こんな大きな布を「ぜんぶ土の色にできるの?」と心配する声も。「もう土絵の具がなくなっちゃうよ」「足りないんじゃない?」そこで、霧吹きが登場。土絵の具の上に、雨のように水分が降りかかると…

絵の具を薄める時と同じように、塗ったところからさらに色をのばせるようになりました。手で直接ふれることにちょっと抵抗があった子たちも、ここまでくると「よし、手も足もつかっちゃう」「やってみたくなってきた!」

ナイスアイディア!足をぐりぐりと動かせば、しっかりと布に色が染み込みます。その動きは、まるで絵の上で踊っているみたい。「これは楽しい!」「もっとここに水をかけて!」「よしきた」一気に大地の色が広がりました。

身体いっぱい使った制作で、手応え満点の体験になりました。体も教室もきれいにして、ひと段落。壁に貼ってみると「重そう!」「でかい!」「なんかかっこいいねえ」とこどもたちの感想が飛び交いました。ふだんの絵の具にはない質感です。

みんなが持ってきたいろんな土で描いた、大きな絵。乾くとどんな色や質感になるでしょう?持ってきた土がすべてなくなり、足取りも軽く帰るこどもたち。次回もアクティブな制作ですよ、お楽しみに!

前回の大地の絵に続き、今回は「川」がテーマです。北海道にもいろいろな川が流れていて、みんなの身近にもありますね。でも川って、どこからはじまり、どこから流れてくるのかな?「そういえばどこからだろう?」「うーん…空から?」

空から降る雨が山の地面に集まって、上から下へ流れていく。北海道は冬に積もった雪が解けて、春に流れることもありますね。つまり空から降ったものが山にたまり、山から海へ。「なるほど〜」そして海の水が蒸発してまた雨になり...水は地球を巡回しています。

さらに「水って何色?」と問きいてみると「みずいろ…?」「いや、水色じゃないな」こどもたちがザワザワとしてきました。「なんで"水色"っていうんだろ?」「ほんとは透明だよね」「透明って、何色だ??」

透明なガラスのコップも、中の水も、「透明」なのに目に見えています。でもよく見ると、色がついて見えているのは、ほとんどがその周りのもの。ガラスや水は光をほとんど吸収せず、そのまま通り抜けさせる性質があるため、向こう側が透けて見えたり、周囲の色が反射して映り込みます。

川の水も、きれいであればあるほど、近くに寄ると川底の砂や植物を見ることができます。遠目では、空の青さや周りの木々を反射しています。「じゃあいろんな色がいるね!」ということで、絵の具の色はたくさん用意しました。

教室の天井から吊るされた、長い紙。触ってみると「スベスベだ」「紙じゃないみたい」これは紙とプラスチックフィルムの特長を合わせ持つ特殊な素材。一般的な紙のように、水を吸い込んだり、溶けたりしません。今回はこの不思議な紙の特性をいかして、川の絵に挑戦します。

BGMでしずくの音を聞いてみました。ポツン、ポツン、ピトッ、ピトッ…雨からはじまる川作り。雨音に合わせて、地面に落ちる水をイメージしながら、動いてみました。みんな、はじめはそーっと…ぽつり、ポツ、ポツポツ、白い画面に色の点が置かれていきます。

しばらくするときれいな色の点が増えて、「きれい!」雨の音も、大粒の「ボタリ!」という音や、「ぱらぱらぱら」と徐々にリズムが加速。それに伴いこどもたちの気持ちも大胆になり、「パシャっ!」「ピシッ!」と絵の具を飛ばしたり、広げたりと、雨の日に吹く強い風と合わせたような表現も出てきました。

紙全体に色がつき始めた頃、紙の端を持ち上げて、高低差を作ってみると...早くもごうごうと音がしそうな渓流になっていたクラスも!「わあ!」「色が流れてる!」「ここからさらにどうなるの!?」

川上から、スタッフがジョウロで水を流し始めました。「きゃー!たいへん!」「大雨だ!」絵の上にリアルな水の流れができていきます。「こぼれるぞー!」「気をつけて!」みんなで紙の縁をもって、こぼれないようにゆらゆらとバランスをとりました。

みんなで協力しながら、川の下の方まで水を流していくと、絵の具が溶けて美しい色の流れが生まれました。「きれいー!」「すごい!」「もっと流して!」偶然できあがる色の動きに夢中です。水が染み込まないという紙の特性がいかされて、画面の上で絵がどんどん変化していきます。

さらにこどもたちが絵の具で描き込みをはじめました。筆でサラサラと描いたり、手で絵の具をペタペタ乗せたり。先にできた流れの上に、よりいっそう強い色がのることで、川の流れの勢いが増していきました。

はじめは汚れることに抵抗があった一部の子たちも、ここまでくると「よし、これはしょうがない」「描きたい!」と大胆に体を動かすようになりました。こどもたちの「楽しすぎる!」という気持ちが、いろんな動きや筆跡をつくり、うねりやしぶきになって表れました。

こどもたちに霧吹きのスプレーを手渡すと、作品のあちこちにプシューッ。「わあ、見て見て!」絵の具の色が溶けて混ざり合い、新しい色合いが。その変化をジーッと観察する子、あちこちに水をかけ始める子、紙を持ち上げたり揺らしたりして流れをコントロールする子。それぞれの体験が展開していました。

後半になると、川の下流に池のように大きな水たまりができていました。この水の色も、みんなが使う絵の具の色によって、どんどん変化していました。本当の川あそびのように、裸足でぴちゃぴちゃ。ツルツル滑って、中にはすってんころりん!の子も。しりもちに気をつけて!

体いっぱいで動き回り、「暑い、暑い!」と汗だくの制作。最後にはなんと、川上から氷が滑り落ちてきた?! 「ヒョウだ!」「氷河が崩れたぞ!」絵の具の上に氷を擦り付けて色を伸ばしてみたり、落ちてきた氷を何度も斜面から滑らせたりして、ひんやりとした感触も楽しみながら制作を終えました。

いろんな動きや流れを感じられる川の絵が仕上がりました。それぞれのクラスで、作品の表情がすごくちがうのもおもしろい。みんなの川は、どんな色になったかな?

この回のテーマは「川原であそぶもの作り」。どこからともなく小鳥の声も聞こえてきて「わあ、なんか楽しそう」地面の土は、1回目のプログラムで自分たちが制作した「大地の絵」。こどもたちがあちこちの場所で採取した土が混ざり合い、雰囲気満点な色に仕上がっています。

今日はみんなで川原であそぶ日。「あれ?川はどこ?」実は土の下に埋まっています。みんなで描いた大地の絵を切り分けると、前回制作した長い川の絵が登場しました。川が流れたぞ!

川原のセットがあるだけで、いつも以上にみんな元気いっぱい。「そっち岸にいくよ!」「草の上を飛びたい」と、気持ちはすっかり外あそび。こどもたちの、イメージの世界に入り込む力はすごい。

川原に何があるといいかな?と問いかけると「魚がいるはず!」「鳥が来たらいいな〜」「虫もいろいろいそうだね」などの声があがりました。そこから「釣りもしたい!」「じゃあ釣り竿もいるね!」など、こどもたちの発想はどんどんつながって、アイディアが続々と。さっそく作ってみよう!

大きなセットに入り込み、さらに自由に使えるもの作りの素材が並ぶと、こどもたちの好奇心と想像力は大いに刺激されるようです。自分がイメージしたものを、どの素材で、どんな道具で作るかな?と、手も頭も体もフル回転です。

作りたいアイデアに合わせて素材を選び、作り方もそれぞれで工夫していきます。素材コーナーには枝や木の実、石などの自然素材もたくさん並び、ペンやテープなどでの接着や着色方法も自由です。制作を通して、重さ・かたさ・色などの特徴を元に、できること・できないことへの理解も深まります。

こどもたちがどんどんさかなを作って川に放流しています。それぞれの方法で作るので、形や表情がちがういろんなさかながやってきて、何とも楽しげです。おや、笹舟も浮いている?!

「うおお、大物だ!」「釣りたい!」釣り竿を作るため、「棒はないかな?」「糸がほしいです!」ちょっと興奮気味な男の子たち。あそびの道具づくりもはじまりました。

自作の釣り竿で、さっそく釣り体験!遊びながらも、あれこれ試行錯誤が続きます。釣り針にはクリップ、磁石など、こどもたちそれぞれの工夫がありました。「釣れた!」「大きいのも釣れるようにしいたい」「もっと魚がいるといいな!」

川原の木に、虫もやってきました。「かわいい!」「私も作りたい!」「つかまえてみたい」「虫取りあみを作ろう!」と、周囲の子どもたち同士で次々作りたいものが浮かんでくる様子。

おおお、クワガタだ!「アゴも手足も、ちゃんと動くよ」「中身は針金なんだよ」と自分が工夫したことを教えてくれました。自然で遊ぶ経験が多いと、工夫するポイントも変わるようです。「作り方を教えて!」と他の子も刺激を受けていました。

おや、いつの間にか、木にリンゴがなっている!「いいね!」「しゅうかくしたい」教室のあちこちに、こどもたちが作ったものが次々と登場して、楽しい場所になっていきました。

動物が大好きな女の子は「リスもシカも作れるよ!」と、いろんな形の木のパーツを集めて、動物づくりをしていました。動物もいるとうれしいですね!

道具作りにこだわりをもち、凝った工夫をする様子も。こちらは竿の角度が変えられる仕組みのある釣り竿が完成。「最新型に改造だ!」と嬉しそうに見せてくれました。お迎えのお父さんも見て喜んでくれましたね。

「そろそろみんなでごはんにしよう」と、BBQコンロが登場。とたんに「まず火を起こさないと!」「お肉をやきたい」「魚もやこう!」と盛り上がるキッズたち。

角材を集めてコンロに入れたら、どうしてもメラメラ燃える火も欲しくなった様子。しわしわにした赤いテープを入れて「燃えてるみたい!」おおお、なんだか雰囲気ありますね。無事に火が起こせて満足気。

さらにその横では、食事の準備も進んでいました。「おにぎりも必要だよね」「魚が足りないよー」「ちょっと釣ってくる!」「野菜はどうする!?」「ウインナーもお願いします!」

こちらでは、木材を組み立てて小型船の製造が進んでいました。釣りをするための網が積んであったり、救助用のミニボートが付いていたり。こどもたちの発想におどろきです。

どのクラスにも「焼き担当」をしてくれる子がいました。肉や魚をひっくり返して「まだ焼けてないよ!」「焼けるまで遊んでていいよ!」発言がリアルで微笑ましい。きっと大人たちのふだんの様子をよく観察しているんでしょうね。

お肉やおさかなだけではお腹いっぱいにならないでしょう。ということで、おにぎりも作ってくれています。こちらの子は、お米のつぶつぶまでしっかり描いています。

音楽もあるともっとたのしいBBQになるんじゃない?と、ラジオやスピーカーを作り始めた子も。なんと素敵な演出でしょう!「楽器をつくっちゃおうかな?」なんて声も。

お皿に盛り付けするのも、それぞれに配るのも、自分たちで。すっかりリアルなごはんの準備に「わあ、ありがとう!」「ドリンクもどうぞ」それぞれがしたい役割を引き受けて、みんなとても楽しそう。

なんと、「夜だ!」「テントで眠らないと!」「テントを作ろう!」最後は眠るところまで。夜のシーンまで、作りたいものが溢れて止まらない。みんなでぎゅうぎゅうにテントに入る姿に、お迎えにきた保護者のみなさんもニコニコ。

最初から最後までずっと元気!まだ遊べる!キッズたちの無限の好奇心やあそびパワーが感じられるプログラムでした。みんなの想像やこだわりがぎゅっと凝縮された空間になりました。