2025.04 パンぽぽさくチューベラネーション

パンぽぽさくチューベラネーション①

新年度、春一番の制作は
カラフルな花がテーマ。
パンジー、たんぽぽ、さくら、
チューリップ、ガーベラに
カーネーション。
これからの季節、
いろんな花が咲いていきます。

このプログラムでは
こどもたちの身近な花を
ひとつひとつ観察して
様々な自然の美しさを
たっぷりと体験。

見て、触れて、嗅いで、
花の多様性に触れ合うと
自然のもつ繊細な変化にも
敏感になっていきました。

プロセス

  • お花が登場

    札幌はまだまだ肌寒いですが、新年度の始まりです。キッズコースでは春らしく花をテーマにした制作からスタート!紹介したお花はまだ蕾のようですが、「きれいー!」「なにこの色」などキッズのみんながさっそく興味津々。

  • これをなんと…

    きれいだね!でも...解剖します!「えーーっ!」「カイボウってまさか...」やっていいの?かわいそう!様々な反応でしたが、みんなでよく鑑賞するために大事に扱っていきましょう。

  • みんなで少しずつ

    生花の感触やいい香りとともに、ちょっぴり緊張しながら花びらを1枚、また1枚とめくっていく。「わ!こんな形」めくるごとに「ちがう色が入ってる」そうそう、ひとことでは言い表せない色味が、花の中にはあるんです。

  • 中が見えてくると

    ドキドキしながら順番にめくっていき、ついに「お花の真ん中だ!」ガラリとちがう様子が見えてきました。「花粉がある」「まだしおれないね」「じょうぶだね」1本のお花からこんなにいろんな発見ができました。

  • 花びらの全貌を見る

    さらに虫眼鏡などを使いながら、ひとつひとつのパーツを観察してみることに。外からは見えなかった部分にも、自然のすてきな色が隠れていました。それぞれの形も、なんとも愛らしい。

  • どんな色を見つけた?

    そしてDICカラーガイドが登場。これは世のデザイナーさんたちが色の指定や色合わせに利用する代表的な色見本。その数なんと500色を超す色の違いがあり、これを使うと普段こどもたちが使っているクレヨンや絵の具チューブにはない微妙な色の違いもわかります。

  • 色分け

    ここからさらに色について体験を深めます。たくさんあるカラーチップを、「あか」「あお」など大まかな色にざっくりと仕分け。試してみると、だんだん「これはどっちの仲間だ?」「青の仲間?」「これは違うねえ」など子ども同士の会話が生まれていきました。

  • 並べ替え

    グループ分けされた大量の色チップ。中にはかなり似ている色味のものも複数あり「うまくならべたらグラデーションになるかな?」とチャレンジしてみました。各クラスごとに、細かな色研究がはじまりました。

  • 色の明るい・暗いを見て…

    「こっちは鮮やかな色!」「こっちは暗い」近い色同志を比べながら、その違いを見分けていきます。この途中でも「あかだと思ってたけど、むらさきだね」「こっちはきいろじゃなくて、みどりだね」など、色分けする目がだんだん変わっていきました。

  • グラデーションになった!

    たびたび「目がつかれたあ〜」という言葉が出るほど、みんな真剣に色観察。かなり細かい色のちがいを見分けて、グループごとに協力してグラデーションを完成させていきました。

  • たくさんの色がある

    カラーチップを見たことで、色を認識する意識が一気に高まったこどもたち。改めて花を見てみると、茎の部分だけでも複数の色味があることまで発見していました。虫眼鏡を片手に、色博士さながらという様子で真剣に色さがし。

  • 花の形にしてみたい!

    花のいろんな部分の色がちがうということは...「花の形に並べてみたい!」カラーチップを、解剖前の花の形に並べている子もいました。1枚の花びらの中に、実にいろんな色がある様子が見えてきました。

  • グラデーション研究

    次は色のグラデーションを研究するために、「光の箱」を紹介。色合いごとに様々な異なる組み合わせのグラデーションを見ることができます。「光に当てるとものすごくきれい!」とキッズたちの目は釘付けでした。

  • あっという間に組み立て

    透明なケースの中に色のセロハンを敷き、光を反射しやすい素材を入れてフタして覗くと、色がぼんやりと混ざり合い、不思議で美しい効果が生まれます。「ほしい!」「作りたい!」すぐに自分たちのアイデアを加えながら、それぞれ作っていました。

  • はっとするような色の美しさ

    いつまでも見ていたくなる美しさで「入れ替えてこうしてもきれい」「位置を変えてもきれい」など、夢中になってお気に入りの色さがしをしていました。カラーチップとはまた違う、じんわりと移り変わる色の魅力に触れることができました。

パンぽぽさくチューベラネーション②

花を研究していくと
その形や色合いが
実に様々であることがわかります。
微妙な色味や形の大小、
重なり、構造など、
ひとつひとつのちがいが
それぞれの個性豊かな
花の持ち味になっていました。

多様で複雑な、自然界にある
デザインの法則や秩序は
こどもたちの美意識を刺激します。
自然界の仕組みを参考に
その不思議な現象の美しさに
触れていきました。

プロセス

  • もっといっぱい花登場

    前回に引き続き、今回もトルネードに花が登場。でも、数がいっぱい!「花束だ!」「いいにおい」「ん?ちょっと変なにおい...」「花粉だ!」などそれぞれクラスによって様々な感想が。元気いっぱいなキッズコースです。

  • 「形の観察」をしよう

    いくつかのお花を観察してみることに。虫眼鏡を片手に、グループであの花、この花をよく観察していきました。色もちがえば形もちがう。知ってる花もあれば、初めて見る花もあったようです。

  • 花のパーツのちがいを観察

    そしてそれぞれの花をさらに詳しく見るため、ひとつひとつをていねいに分解。見えなかった部分まで顕になり、思いがけない色が出てきたり「こんなの入ってた!」という発見がたくさんありました。どこでどうつながっていたのか、花ごとにちがう構造も興味深い。

  • どんなしくみ?

    バラバラにしてみると、普段はあまり絵に描かない色やパーツが見えてきて、なるほど〜と感じ入りました。その数や形にも何か法則性がありそうです。花は見えないところまで美しく、これを見たり比較しているだけでも何だかすごく楽しい時間。

  • 水が出てきた!

    花びら・めしべ・おしべをそーっと取ってみると、がくに水滴が現れました。「水だ!」命を感じる発見です。花にとっても水分はすごく大事な栄養素。普段は見えなくても、花の中にたっぷり含まれていることを発見しました。

  • 花パズルで新種の発明

    いろいろな花をバラバラにしてそれぞれちがうパーツがあることを発見した後は...花パズル!いろんな花びらで、あたらしい花ができるかな?模様やリズムを感じながら、組み合わせを考えてみよう。

  • おもしろい!美しい!

    花のパーツの拡大コピーを並べてみると、いろんな花ができる!ペアで制作してみましたが、それぞれつくった花を思わず褒め合うほどの出来栄えです。「すごいじゃん!」「きれい」「どんどん作ろう!」

  • 色、リズム、模様

    色や形を変えるだけではなく、5と3、3と3、2と2と2...並べ方のルールを変えてみるだけでも、いろんな花ができあがります。世にも珍しいお花ができた!

  • 存在感がある

    三角構造のおもしろさ!新種の花のはずですが、色の濃淡も相まってとても自然な仕上がり。思わず夢中になるほどの美しさです。

  • めっちゃ豪華!

    パーツ数を増やしていくと、とてもゴージャスな花に。並べ方もすごくきれいです。花にはこどもたちも自然と形をきれいに整えたくなる力があるのかもしれません。

  • 次回は、大きなお花の絵!

    花パズルをひとしきり楽しみ、花の美しさに触れたキッズのみんな。次はお花の絵を描いていきます。しかも、自分たちの顔よりもうんと大きな絵にしてみよう!

  • 色の粉"顔料"

    今回紹介する画材は顔料です。「絵の具じゃないの?」いえいえ、絵の具はもちろん、クレヨン、パステルなど、顔料はどんな画材にも含まれている色の素。どんなものか試しに使ってみよう。指につけて紙に広げてみると…「うわー!」

  • じわじわひろがる色

    紙にゴシゴシすると、粉が刷り込まれて、絵になっていく。恐る恐る触れる子もいましたが、一度はじめてみると、手で広がる色が何とも楽しい様子。「もっと粉を!」「ちがう色も使ってみたい」

  • むらさきを作りたい!

    「青と赤でむらさきにする!」紙の上でうまく混ざるか試してみると...ジワジワときれいなむらさき色が広がっていきました。「緑もできるかな?」「次は黄を混ぜて茶色にしたい!」色の粉を使った実験は続きます。

  • 巨大コンパス?!

    中心から放射状に広がる花の構造を、ガイドを使って描いてみるチャレンジです。画面の真ん中に板紙の端をピンで止め、鉛筆でぐるーっと一周して円を描く。体が小さいので、大きな絵を描くのはなかなかたいへんです。

  • 次回が楽しみ

    試してみると、ちょっとコツが要ることがわかりました。きれいに描けると気持ちいい!画面の準備ができたので、次回は大きな花を描いていきます。どんなお花ができるのか楽しみですね。

パンぽぽさくチューベラネーション③

いろいろな画材の色の素である
「顔料」をふんだんに使って
大きな花の絵を描きました。

色や形に変化をつけながら
あれもこれも試してみると…
様々な新しい花ができあがる!

サイズやリズム、
濃淡などのトーンのちがいを
体いっぱいでいかしながら、
それぞれの花の表現に挑戦しました。

プロセス

  • 新種の花を描こう

    パンジー、たんぽぽ、さくら、チューリップ、ガーベラにカーネーション。身近で見かける花にはいろんな種類がありますね。実はその多くが、品種改良されたもの。この回のキッズでは、新しい花づくりに挑戦!世界でひとつ、まだ誰もみたことがない花を描いてみよう。

  • 花びらの色合いを作る

    前回少し触れてみた顔料の粉を使って、混色を楽しみます。花びらの形の型を使えば...「あ、"グラデーション"できるかも!」「やってみよう!」好きな色、好きな形の型を使って、花びらの制作からスタートです。

  • 型をはがしてみると

    「うわあ!きれい!」気持ちいいくらい、くっきりと花びらの色がつきました。使う粉によってできる色は様々。さらに型の内側で塗り広げる形や、粉の量のちがいによっても、その効果は無限大。これは研究のしがいがありそうです。

  • こんな花びら、どう?

    クラスのみんなで試してみると、あっという間にたくさんの花びらのデザインができあがりました。「あっちも試したい」「次はちょっと変えてみたい」お互いの制作の様子に刺激され、一気に熱中していきました。

  • もっともっともっと!

    あまりの楽しさに、この花びら作りにずっと夢中になっていた子も。何枚も何枚も描いてみては、次々に試したいことが出てくるようです。きっと手触りも楽しいのでしょう。色まみれになりながら制作に没頭していました。

  • よーし、お花を描こう!

    花びらを数枚試したところで、前回準備しておいた画面に、オリジナルの花を描いてみよう。花びらひとつが自分たちの顔くらいの大きさなので...これでひとつの花ができると、おそらくかなりの大輪の花!

  • お気に入りの混色で

    1枚ずつ、それぞれのこだわりの色で花びらを描いています。ぐるりと一周するのは実はかなりの制作量。このように一枚ずつじっくりていねいに仕上げて次に進める子もいれば、「まずは1色、ぐるっと描いちゃおうかな!」と制作全体のプロセスを考えて取り組んでいた子も。このあたりにも個性が出ます。

  • 型にさらに型を重ねる

    型で描いた絵の上に、さらにちがう形の別の型を置くと、花びらの中に新たな模様ができるという発見で大盛り上がり。「うお!かっこいい」「それいいねえ!」とさらにエンジンがかかっていました。

  • スクラッチ方法を発明!

    色の重ね方の新しい方法を発明した子も。はじめにたくさんの色を紙にゴシゴシ重ねた後に、硬いものでこすることで「線ができる」。ひっかき跡を利用して模様を作っていました。粉をたっぷり使えるからこそできる技ですね!

  • きれいな重なりを表現したい

    ひとつひとつの花の形や色だけではなく、どう配置していくかによっても花の印象はすごく変わります。前回までにたくさんの花を観察していた経験もあり、花びらが重なる様子を「リアルな感じ」「この方がいい」とすごくていねいに表現していた子たちもいました。

  • 真ん中にこだわる

    こちらはお花の真ん中部分の仕上げで、複数の形のちがう型を順番に使って、重ね技を編み出していた5歳の男の子。こんな表現ができるなんて!作品を見たお母さんも「なんか本物っぽいね」とびっくりしていました。

  • 新種のちょうちょ?

    きれいな花びらを描くことにとてもこだわっていた子。1枚ずつの色合いが美しい!時間が足りなくなり、あと1〜2枚の花びらが描けないかも…という時に「あれ?ちょうちょになるかも?」と、思い切って挑戦してみたそうです。とっても素敵!

  • いろんな花が生まれた

    トルネードの教室が、何だかとってもにぎやかな春の雰囲気になりました。それぞれどんなふうに楽しんでいたのかが、作品からよく伝わってきます。

さくひん

アートスクール・トルネード

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