4歳から8歳のキッズコースのこどもたちと一緒に「未来」について考えていきます。さっそく『ドラえもん』の話が出たり、「みらいの車は飛ぶよね」などの声が上がり、こどもたち同士の会話からいろいろな想像が膨らんでいきました。
未来ではどんなことができるようになる?「乗り物に羽根が生える」「なんでもできるロボットがいる」「歩かなくても進める」「家事が全部自動でできて、家族みんながゆっくりできる」そりゃすごい!次々に魅力的なアイデアが出てきました。
じゃあ、どんな家に住むんだろう?「おっきい」「形がかわる」「ロボットがなんでもしてくれる」「歯磨きさせてくれる」「プールがある」声を出せば出すほど、どんどん広がる夢・未来。途中「それは今でもあるでしょ」などのツッコミも入りながら、未来の住居についてディスカッションしました。
参考までに、これまで人がどんな家に住んでいたのか、様々なおうちの歴史を紹介。縄文時代から平成・令和の現代まで、大きく変化してきたことがわかりました。古いものから順に見ていくとその形もどんどん変化していたことがわかり「へー!」
未来の生活を想像しながら、おうち作りに挑戦!いろんなサイズの箱や筒、球体、凸凹したものなど、いろんな形を組み合わせながら自由に未来の家の形を考えていきます。元の素材は、トルネードのこどもたちやスタッフが集めた不用品。身の回りにある様々な形を再利用して、未来建築をしていきます。
全て真っ白に塗られてあるので、その形から自然と発想が膨らんでいく様子。「なんかいいな」と思う形を見つけては、「床を発見!」「壁はこれね」「ベッドだ!」「展望台になりそう」など、いろんなものに見立てながら家づくりのパーツを選んでいきました。
少し積み上げたところに、そっとミニチュアの人を立たせてみると...「わ、大きい家だ!」とこどもたちから驚きの声。どんなものでも途端に建物に見えてしまうからおもしろい。1/100サイズのミニチュアで、こどもたちの想像や制作欲にさらにエンジンがかかりました。
「ここはこうでしょ…」「もっとこうして」「お、これはいい」などと独り言をいいながら頭のなかのイメージを形にする子が多数。そしてそれぞれ自分の世界に没頭...一気にイマジネーションの世界へ入り込める力は、この時期ならではのすごい力です。
素材は主にグルーガンを使って接着しました。キッズのみんなもいろいろな制作で扱いのコツを習得してきていますが、たまに登場する変な形をくっつけるには少しコツがいります。高く高く積み上げたり、壁から部屋が飛び出したり、何だかおかしな形?!でも大丈夫、「みらいの家だから!」
こちらはインクが出なくなったペンをケーブルにして、建物同士の間を移動するゴンドラを設置しています。指でチョンッと押すと、ちゃんとスライドして動いてる!「いいでしょ?」と自慢のおうち。
たくさんのペットボトルのキャップを見つけたこちらの子は、上の階へと続く螺旋階段にしていました。機能的な上、丸い形がかわいくてナイス!こんな階段があると、家が楽しくなりそうですね。
大きな金属の容器に、ちいさな丸い穴がひとつ。「…これ、入口じゃん!」と思いつき、みるみる間に巨大なおうちに組み上げていた子も。入り口はかなり高いところなので、いろんな段差を乗り越えて辿り着くという想定。
ルンルン制作しているこちらの子、何を作っているのかなと思ったら「巨大な物干しシステム!」ほうほう、これがあるとパパやママの家事がはかどりそう。家族思いな一面が出ていました。
最後に改めて、白にペイントし直して仕上げていきました。形がさらによく見えるようになり、どんな機能があるのかますます想像しやすくなりました。なんだかプロが作る建築模型みたいで、かっこいいね!
「空の上!」「地下」「海の中!」おお〜、こどもたちからポンポンすごい発想が飛び出します。そうだよね、今はなかなか住めない場所だけど、みらいならできるかも。
じゃあ地下、地上、空、海などのグループに分かれて、未来のまちを作ってみよう!自分が住む未来のおうちを持って、すきな環境へとお引越し。それぞれの環境は村となり、一緒に村づくりを進めるメンバーが集まりました。
「どうも、こんにちは」「よろしく!」同じ環境に住む人たち同士でごあいさつ。それぞれの家を置く場所が便利で快適な環境になるように、協力していきましょう。
まずはみんなのおうちをつないでいくことに。それぞれの環境に合う素材を渡して、道づくり。なんだかリアルな素材の登場に、こどもたちの目がキラキラ!あれこれ想像が膨らんでいく様子がわかりました。
「オッケー!」「いいね!」「つながった!」村に道ができると、急にその世界が本物のように感じられて、生き生きとした想像が芽生えてきました。「この空いた場所に何か作りたい!」村人同士、自然と相談し合う場面も。
並行して進んでいるジュニアコースの「300年」の作品、こちらもキッズと同じ1/100の世界です。ちょっと見せてもらうと「うわ、すご!」こんなに小さいのに、木のリアルさや家の作り込みに刺激を受けている様子。
「はたけ!」「遊べる場所」「学校?」「動物がいるところ」など、それぞれつくりたいものがいろいろある様子。村のみんなで相談しながら作っていこう。自然のものを中心に、いろいろな素材を用意してみました。どんなものができるかな?
大地むらではたまたま「ねこが大好き」なメンバーが揃っていたため、巨大な猫が登場。隣に立っている人の小ささと比べると、そのスケール感の壮大さがわかります。
その横には、何とものどかな川が流れている!猫が大好きなお魚たちも豊富にありそうですね。
ジュニアコースのこどもたちが作っていた木の一部をお裾分け。空き地に生えている木の存在感から、ジオラマ的世界が一気にリアルになって妄想がとまらない!?
いつの間にか、家と自然環境が融合した物件ができていました。まるで建築家フランク・ロイド・ライトの”カフウマン邸"のような…住みたい!
「畑をつくります!」と、白い土をこねこねして、青くて不思議な作物を育て始めました。たしかに、未来では今見られない色の野菜なども登場していそう。
浜辺の村では、真珠をゲットするゲームができるらしい。なんだか滑って移動したくなるような道が敷かれていました。
土や岩、地下の水源と橋、綿棒の柱やマドラーで作った橋まで!それぞれ作りたいものを工夫している様子。土の中は暗いから、街灯がついて光っている。
かわいらしい池!「空だから虹が名物」「雲モチーフがいいね」など、それぞれの環境から思い浮かぶイメージを膨らませて、いろんな意見を出し合っていました。
空の村に登場した、ふんわり軽そうな大きな羊。まるで雲のような存在で、空の動物にぴったりですね。綿棒の足も何とも軽やか。
土の村には、畑はもちろん、グラウンドや公園など「土」を活かした場所がたくさんできてきました。
リアルな土が広がる中で、女の子たちでせっせと耕していたのは未来の畑。いろんな形の野菜がたくさん!
海底にも村ができてきていました。 生えている植物は?周りに泳いでいる生き物は? 子供同士の会話の中からアイデアが溢れていました。
ポップなモニュメントがある広場ができていました。来た人が自由に楽しめるよう、広々とした場所です。みんなで相談しながら、村の真ん中に作っていました。
海の村の土台は「海の水」。魚を描いて、泳がせてみせることでよりリアルに感じられます。綿棒で作った海藻の柵もすてき!
教室に来ると、なんだか不思議な雰囲気の空間ができています。あれは…?
前回までバラバラに制作されていた、地上、空、海などのグループの村が、ひとつのエリアに集合!さらにここに①で作ったみんなの家を置くと、なんだか賑やかになりそうな予感がしますね。
さらにこの回のテーマは「移動」。自分の住む村だけではなく、空の上、海の中まで自由自在に行き来するための"未来ののりもの"を制作していきます。「空の村にはどうやって行こうか?」「飛んでいく!」「海の村だと水面を使えそう…」
こちらはスキーのように「滑る」バイクとのこと。タイヤっぽい形をうまく見つけてつけていました。うしろはなんとスキー板になっている?! ハイブリッド・バイクですね。
空飛ぶジェット機が、火を吹いています。6歳の年長さんがスイスイと作り上げていました。
キャンピンクカーというより、どちらかというと「移動する家」?! この発想はこどもたちに結構人気で、家が丸ごと移動するものもあれば、部屋ごとに分かれて移動できるという形のものも。夢のようなオートムービングハウス!
ものの形を見て「なんかかっこいいパーツだな」という感覚でいろいろと組み立てていったら...見たことがないのりものができていました。
質問したらいっぱい答えが。「この子はえさを食べて動きます」「ぴょんぴょん跳ねます」「ひとりで行動します」「考えることもできる」……頭の中はもう未来!
せっかくいろんな村がご近所にあるので、ほかの村に行くまでのルートを作っています。道路じゃなくて、チューブ?! 透明なのは何だか未来感がありますね。
細いケーブルで移動するロープウェーのような乗り物も。穴あけや糸通しは小さい子には少し難しかったようですが、小学生たちが率先して手を貸すなどして制作を進めていました。
モビリティの制作も随分進んでいますが、まだ村づくりをしたい!という子たちもいました。それぞれ村の名産品となる作物があったり、遊びに来てくれた他の村人へのプレゼントを用意していたり。
この村では畑で野菜をいろいろと栽培中。未来は野菜の栽培方法も現在とは変わっていきそうですね。
同じ村人どうしで「看板を作る」また「ロープウェーでつなげる」など、子ども同士の連携が強い制作でした。目の前に動きのある模型があると「作りたい!」「自分もやってみる!」と小さい子も率先して仕事をやりたがっていました。
小さな模型の人たちを自家製の乗り物に乗せて、いざ出発。「たくさん遊びにきた!」「あっちも行ってみよう!」村のあいだを行き来し「こんにちは」。透明トンネルをくぐったり、ロープウェーで遊びました。みらいって楽しいかも!