2021.4 リビングライン

リビングライン①

自分のおうちに飾る
ファブリックパネルのデザインに挑戦です。
歌うように、おどるように、
リズムカルにドローイング。
色や形を組み合わせて、
かぞくの暮らしに溶け込み
長く寄り添っていけるような
気持ちのいい作品をめざします。

プロセス

  • 自分の体で線を描く

    テーブルいっぱいの大きな紙に 腕をコンパスみたいに使っていろんな線を描きました。直線や、体をゆらしてリズムを作った線。となり同士に座った子と交互に描き加えていくと、アーチ状の作品ができました。

  • 線でいろんな形をつくる

    線を使ってできる形を研究しました。知っている何かの形ではなく、なんでもない、でも何だか心地いい形を目指しました。糸をつかってアイデアを試しながら、お気に入りをスケッチしました。

  • 形を展開する

    スケッチがいくつかできたら、それぞれの形をつなげて描いてみよう。ラインやサークル、気持ちいいつなげかたを描きながら発見しました。シンプルな形でもびっくりするほどきれいな展開になる子も。

  • かざる場所を考える

    今月はおうちのインテリアとなる絵画作品を作ります。まずはかざる場所をイメージしよう。「自分の部屋」「ピアノの部屋」「やっぱりリビングかな」さらにどんな雰囲気にしたいかイメージを膨らませます。

  • 色や模様をイメージする

    「あったかい感じ」「おもしろい感じにしたい」「落ち着いた感じがいいかも」作りたい雰囲気のイメージが固まってきたら、それに似合う色やもようのデザインをじっくり考えました。

  • デザインを仕上げる

    同じ色を使っても、クレパス、色えんぴつ、サインペンではそれぞれ感じる印象がまったく違います。ふんわりさせる、はっきりビビッドにする、自分で決めた雰囲気に合う描き方で仕上げました。

さくひん

リビングライン②

ファブリックパネルの支持体の制作です。
布に好みの色の地塗りをしたうえで
正方形のパネルを作りに挑戦。
のこぎりで木材を切り出して
四角い額縁をつくるように合体させます。
角がピッタリ合うと気持ちがいい!
のこぎりの扱いがとても上手になっています。

プロセス

  • 絵の背景色を作る

    前回デザインした自分の絵を確認しながら、アクリル絵具を使って、ベースになる背景色を作りました。理想の色になるようイメージして絵の具をブレンド。

  • 布に背景色を塗る

    幅の広い平筆を使って均等に絵の具を塗り広げます。絵の具が厚いところはひび割れてしまうので、残らないよう慎重に。中央から外に向かって凸凹をのばすように塗りました。

  • 布の下塗り完成

    背景色の絵の具にはジェッソ(下塗り剤)も混ぜてあり、布の目止め効果もあります。裏に染み込ませるように塗り広げると、布はしっかり平らな状態になりました。

  • 切るサイズを測る

    パネルに使う板のサイズに合うぴったり同じ長さの4本の角材を作ります。1mmの誤差もないようしっかり定規で測りました。

  • 角材を切る

    まっすぐな切り口になるようにのこぎりでカットします。2名1チームで、のこぎりで切る人・木材を固定する人、それぞれ役割交代しながら進めていました。

  • パネルを組み立てる

    カットした木材をボンドで接着して、木の反りで浮いたところは仮止めテープで固定して。ひとり1点の木製パネルを完成させました。「来週がたのしみ!」

リビングライン③

地塗りをした自分の布に
ドローイングを描きました。
タッチや色合い、
パネルの端や側面まで
ていねいに描着込んだら
布をパネルに張って完成!
おうちにかざろう。

プロセス

  • 布に下絵を描く

    自分でブレンドして作った色を塗った布なので、やりなおしはできません。みんなピリッと緊張感をもったスタートです。次の制作をイメージして、大事な部分の下絵を描きました。

  • 画材を選んで色をつける

    表現したい雰囲気にあう画材を使おう。こどもたちなりに真剣にセレクトしていました。「はっきりしすぎない色鉛筆でいこう」「ここはペンでなく絶対絵の具がいい!」こだわりたっぷり。

  • 布の端まで描く

    絵画の端っこは、絵の印象も決める大事な部分。今回は絵に「厚み」があるのでしっかり必要な部分まで描き込みしました。厚みの部分だけデザインや色を変えてみたり、工夫していました。

  • デザインを仕上げる

    自分の表現したい雰囲気に仕上がっているかな?かすれた部分の処理や線の細い・太いなどを細かく微調整!「たいへんだけど、このほうがぴったり」いつもより深く描画に踏み込んでいます。

  • パネルに布を貼る

    こだわりの絵が完成したら、木製パネルを包むように両面テープで貼り付けました。布の収縮を生かして、引っ張るようにして貼りこみます。2名で引っ張り合うと一気にできて、きれい!

さくひん