2021.1 ポートフォリオ

ポートフォリオ①

えんぴつだけで、自分の顔を描いてみよう。
ほお、あご、おでこ。
じぶんらしさはどこにある?
ほねや にくが
ふくらんだりへこんだり。
とてもシンプルですが奥が深い取り組みで、
どのクラスも熱気のある制作になりました。

プロセス

  • イーゼルセッティング

    久しぶりのイーゼルを使った甲斐が制作。描きやすい姿勢など、使い方をしっかりマスターしてから制作をはじめます。

  • 鉛筆の表現方法を試す

    鉛筆は黒く描くだけではなく、ハッチングやグラデーションの技法を使うと表現の幅が広がる画材です。鉛筆を細くとがらせてチャレンジしました。

  • 顔にトーンをつける

    鉛筆だけで、自分の顔を描いてみよう。とてもシンプルですが奥が深い取り組みで、どのクラスも熱気のある制作になりました。

  • トーンを重ねる

    目鼻口などのでこぼこした形は、影の暗い部分が他のところよりはっきりしています。膨らみや陰影を、トーンを重ねて表現していきます。

  • ハイライトを入れる

    全体が出来てきたら、もっとも明るい部分を見つけてみよう。練りゴムや消しゴムでハイライトをいれます。

  • 絵にマスクをつける

    仕上げに、自分の顔の絵に本物のマスクをつけました。不思議な存在感の作品に!

さくひん

ポートフォリオ②

人の横顔の描画にチャレンジ。
向き合ったふたりの横顔にも見えるし、
壺にも見えるという
「ルビンの壺」がヒントです。

後頭部の丸みや服の形、
人物の向こうの背景まで
しっかり観察することにこだわって
制作を進めました。

プロセス

  • ルビンのつぼ

    最初に自分で描いた線を目で追いかけ、紙の真ん中で左右対称になる形を描きました。「こんがらがった!」「でもおもしろい!」ぐぐっと観察の意識が高まります。

  • 逆さまのドローイング

    ピカソのドローイング作品を、正位置ではなく上下さかさまに見て描きました。「人の絵」ではなく「紙の上の線」としてみると、描いてある位置や大きさを冷静に観察しやすくなります。

  • コンテスケッチ

    ポートレート制作にチャレンジ!モデルはクラスの友達です。ぐるりと輪になるセッティングで、「見られる/見る」を同時進行で進めました。

  • 友達の横顔を描く

    後頭部の丸みや服の形、人物の向こうの背景までちゃんと形として見えてくる!不思議な感覚を手に入れました。

  • 背景の色を塗る

    背景の色は、横顔の絵が目立つように落ち着いたトーンに。来週は横顔の絵に集中して取り組みます。

ポートフォリオ③

立体感を意識しながら
絵の具で描き進めました。
3年生には3年生なりの、
6年生には6年生にしかできない
表現があります。
幼さが残る中にも
しっかりとした目線が出てきている、
ジュニアのこの時期ならではの作品が
ずらりと並びました。

プロセス

  • 色の幅をつくる

    自分のパレットにそれぞれ好きな色を出して、その色の「明るい色」と「暗い色」を作ります。

  • 球を表現する

    作った色を使って、「球」を表現してみよう。コロンとした丸さを出すには、どんな工夫をする?横顔の表現のヒントになる制作です。

  • 肌の色をつくる

    肌の部分の面積にあわせてたっぷりと色を作ります。肌の中の明るい・暗い色も作ってみよう。

  • 横顔の絵に地塗りする

    ちょうど中間の色を横顔全体に塗って、ベースの色をつけた状態からスタートしました。

  • 明暗の色の差を描く

    立体感を意識しながら絵の具で描き進めました。「思い切り過ぎたかな?」というくらいの色使いが、絵の中ではちょうど良いあんばい。

  • 細部を仕上げる

    色を重ねながら、膨らんだりへこんだりする加減を試して制作を進め、最後に目元、耳の中など細やかなところを描きこんで仕上げました。

さくひん