2020.11 さんぽにいこう

さんぽにいこう①

キッズ、ジュニア、アートラボの全コースで
アートな「愛犬」制作をしました。
芯づくり、肉付け、毛並みや色まで
各工程のいろんな体験が、ぎゅぎゅっと凝縮。
首輪やリードもつくったら「さんぽにいこう!」

プロセス

  • 犬をえらぶ

    チワワや豆柴、テリアやトイプードル。大きさや毛の色はもちろん、手触りや性格もちがう犬たち。みんなはどのワンちゃんを飼いたいですか?「ふわふわしてて好き」「柴犬ってなんかいいよね」「おばあちゃんの犬と一緒!」「私、猫派なんですけど...」などと言いつつ、どこかうれしそうに選んでいました。

  • スケッチをする

    ジュニアコースとラボのみんなは、犬のスケッチをしてプロポーションや骨格の確認をしていきました。骨がどの辺りにあり、肉付きや毛の厚みなどを確認するように描いていくと、ぼんやりとしたイメージがだんだんとリアルなものになっていきました。

  • シーン設定を考える

    ラボのみんなは、愛犬と自分がどんなポーズをとるかのシュミレーションも。「お手!をさせる」「イヤイヤする犬を引っ張る」「一緒に猛ダッシュ」など、散歩のシーンを考えると犬作品にもリアルな動きが出てきました。

  • 骨組みのパーツを作る

    立体制作のスタートは芯の中心になる細い針金。胴体、足、首、頭など、大まかなパーツに分けて針金を曲げていきました。針金で大まかな形ができたら、プラ段をまきまき…隙間があかないようにしっかり引っ張りながら巻いていこう。キッズにはなかなか難しい作業でしたが、どうにか四つ足で立てたら合格!

  • 組み立てる

    ジュニアは後の肉付けの厚みを想像しながら、芯の長さや太さを調整しました。プロポーションが崩れていないか、スケッチに当ててチェック。ラボは自分でイメージしたポーズで自立するよう骨組みの形からを試行錯誤していました。

  • アルミホイルをかぶせる

    骨組みの形が決まったら、アルミホイルを丸めてつけて頭部や太ももなどの肉付けをしていきました。頭が出てくると急に犬っぽくなった?!でもメタリック素材のせいか「ロボット犬みたい」次週に続きます。

さんぽにいこう②

包帯のように細く裂いた布に、
水で溶いた石膏をひたひたに…
いぬの体に巻いていきました。
みるみる硬化する石膏に
「はやくはやく!」「固まっちゃう!」
どのコースもてんやわんやの大騒ぎ。
真っ白になった犬が教室にならびました。

プロセス

  • 骨組みのチェック

    みんな楽しみにしていた犬の作品づくりの続きです。前回作った骨組みは、折れたり剥がれたりしている箇所はないかな?念入りに確認したり補修作業をしてから次の制作をスタート。

  • 石膏の紹介

    この週は真っ白い石膏が登場。こどもたちも大好きな素材です。普通に水で溶いて固めるのではなく、布に浸してちょっと変わった使い方をしていきます。「早く作りたい!」石膏の扱いの概要をおさらいしてから始めました。

  • 布を裂いて帯をつくる

    この制作には、包帯のような細長い布が大量に必要です。布の端に挟みでチョキンと切り込みを入れたら、両手で思いっきりピーっと裂く!力加減や角度にコツがいりますが、慣れるとだんだん早くできるようになりますよ。

  • 石膏を溶く

    カップにお水を入れたら、スプーンで石膏の粉をどんどん入れていきます。その際、混ぜたり無理に沈めようとしないこと!石膏がカップの底にたまって積み上がっていき、水面まで出てきたら定量の合図です。

  • 布に浸す

    粉の塊がなくなるくらいカップの底からしっかり混ぜたら、テーブルに広げた布の上に伸ばし、生地の目に染み込ませていきます。のんびりしてたらどんどん硬化が始まってしまう!汚れを気にしている隙もありません。どのコースも大騒ぎでまるで映像の早回しのような動きで作業をすすめていました。

  • 作品に巻いて肉付け

    「はやく!」「固まっちゃう!」石膏を浸した包帯のような布ができたら、犬の彫刻にどんどん巻いていきます。ぬるぬるすべるし、長さがあるし、端の方からどんどん固まっていく...てんやわんやしながらも、できるだけていねいに、しっかり作っていきましょう。

  • 細部の形も作り込む

    大きい胴回りなど太い部分からはじめた石膏の包帯巻きは、頭部、足など順次パーツを移動しながら続いていきます。しっぽや耳の作り込みもしたい!後半、石膏の扱いになれた高学年の子たちは包帯が固まるギリギリのタイミングで形を作るなど、さすがの取り組みを見せていました。

  • 固めて保管

    先週の制作後の教室にはシルバーの「犬ロボ」がずらりと並んでいましたが、この週はみんな真っ白い姿に変身。次回の仕上げがますます楽しみな様子です。

さんぽにいこう③

液体ねんどや絵の具を使って
犬の毛並みを作っていきました。
いろいろな道具も用意しましたが
みんな最後は自分の手や指先で
細部までリアルに作り込み。

完成間際になると
「首輪やリードもほしい!」
さあ、一緒にさんぽにいこう。

プロセス

  • 仕上げのポイントの伝達

    いよいよお気に入りのペットが完成する週です。仕上がりを大きく左右するのは、それぞれの犬種ごとにちがう毛並みの様子です。ふわふわした毛、短くザクザクした毛などをどう表現していくか?参考作品などを紹介しながらプログラムが始まりました。

  • 液体粘土の紹介

    液体粘土という素材をご存知でしょうか?トロトロしているので布などにも染み込ませやすく、水を混ぜることによって好みのかたさに調整することができます。水彩絵の具等を混ぜて着色することもでき、筆や刷毛で塗ることもできます。ツヤツヤにしたいか、ふわふわにしたいか、粘土の硬さを調整して犬の毛の表現をしていきます。

  • 目・鼻を粘土でつける

    全体の毛並みを作り込む前に、大事な犬の鼻や目をポチッと粘土でつけておきましょう。毛と質感が違うため、一番最初に手を入れておきました。顔ができると早くもペットのかわいさがアップしてしまいますね。

  • どんな色?

    茶色、ベージュ、黒、白も混ざったグレーなど、犬種や体の部位によっても色味がちがいます。それぞれ本物にできるだけ近づくように液体粘土の色を調合しました。

  • 犬の毛並みをつくる

    色付きの粘土があると、犬の体に色を塗るのではなく「毛を生やしていく」という感覚で制作できました。毛並み感が出てリアルになると「なんかかわいい」という声や「あ、形がちょっとへんかも!」と見え方が変わったようです。どのクラスもシーンと静まり返るほどの集中力で作り込みをしていました。

  • 使う道具を工夫する

    広い面積に絵の具を盛る際はペインティングナイフやヘラなどがべんり。単色で作るだけではなく、白い粘土を盛った上から黒を盛り、表面を混ぜてグレーの毛並みを上手に作るなんていうツワモノも。すごい!お腹や足の内側などまで大事に作り込んでいきました。

  • リードやハーネス制作

    犬の毛並みが完成した人から、リードやハーネスをつくりました。ステッカーを組み合わせた幾何学模様でデコレーションしてみたり、ちょっと大人な和風柄など、それぞれこだわって作り込んでいました。

  • 記念撮影

    完成したら、教室で飼い主&ペットの記念撮影!みんなちゃんと名前もつけていました。おうちに持ち帰ったら、一緒にさんぽにいきたいね。

さくひん