
昨年末になくなった安野光雅さんの仕事を紹介。デビュー作の『ふしぎな絵』や『旅の絵本』シリーズなど、お父さん・お母さんの世代から読み継がれている作品多数。

『あいうえおの本』から、安野さん風の木製文字の描写に挑戦してみることに。自分の名前や好きなキャラクター、ペットの名前など長すぎない名前を選びました。

木製文字を印刷した紙の裏を鉛筆でゴシゴシ塗り込み、カーボンのように別の画用紙に形を描き写しました。初めて体験する技法だったようで「おお!」「これは便利」

形ができたら透明水彩絵の具で着彩がスタート。全体的にやさしい色合いですが、しっかりと陰影もついていることに注目。絵の具は乾くと色が薄くなりがちなので、少し大胆に使ってOKですよ。

つけペンと茶色インクを使って、木目の細密な描き込みに挑戦。細かい作業が得意な子は「楽しい!」苦手な子は「つ、つらい…」それぞれの進めやすい方法を探り木製文字を仕上げました。

ペンローズの三角形をはじめとした「不可能図形」をこどもたちに紹介。安野さんの『ふしぎなえ』やエッシャーの作品のおかしなところに注目!

紙製の立方体風ブロックを並べて、不可能図形を作ってみることに。初めはみんな同じ構成を試してみましたが、コツが分かるとだんだんオリジナルの形の実験がしたくなる。

「えいえんの絵」の制作へ。図形が正確なほど、現実にはない見え方が強まって面白くなる制作のため、みんな少しずつ丁寧に進めていました。

仕上げは水平・垂直を意識して構造を整えました。高学年の子たちを中心にかなり頭をひねらせていた様子で「いい形ができたんです先生!」とうれしそう。

不可能図形を描いたら、具体的なイメージが見えてきた子も。はしごをかけたり、窓やドアがあったら建物にもなる。車や、ブランコなども置いたら道路みたいになりそう…ミニチュアの世界観ができてきた!

制作の合間に、自分の絵に登場させる小人用のポーズを撮影。カメラの前でいろんなポーズをとったら、次回の制作で使えるように出力をしておきます。

絵の具の色ぬりの際、はみ出すことを気にしなくてもいいようにマスケットインクが登場。はじめて使う便利グッズに「おもしろそう」エッジをていねいにカバーしていきました。

透明水彩絵の具で図形のベースの色を塗りました。木製?それともレンガ?「何の素材にしようかな」としばらく悩んで考える子も。絵の具が乾いたらマスケットインクをはがして気持ちいい!

さらにそれぞれの図形に木目、鉄、土などの素材感を描き加えていきました。「スポンジみたいな素材もいいの?」「ガラスみたいのがかけたらいいな」うーん、チャレンジしてみようか。

小さくプリントした自分の写真を切り抜いて、不可能な世界で遊んでみよう。「自分がいっぱいいるってありえない」他の人のいいポーズを発見して「この人がほしいです」など盛り上がりました。

延々いろいろなアイテムを描き加えたくなる、この不思議な絵の世界。遊び始めたら楽しくて止まらない。他の子の作品を見るのもまた楽しい時間でした。