レポート

ウェザー・リポート

2017.11

札幌、東京、ロンドン、ニューヨーク、アントワープ…。いろんな場所の、いろんな時間の空。TORNADOのスタッフが撮影した空の写真をベースに、「写っていないところ」を想像して描く授業をしました。

まずはスティーグリッツの空の写真や、ターナーやリヒターの空の絵画表現などを鑑賞。イメージをふくらませます。次にさまざまな青をつくる訓練。用意したプリントの青にできるだけ近い青を、絵の具を混ぜあわせてつくっていきます。目指す色をほぼ完璧にすんなりつくれる特殊能力(?)を持つ人もいれば、やればやるほど他の色になっていってしまい落ち込む人も…。

好きな空の写真を選んだら、マットに貼って、空を描き広げていきます。現実にあるものを描くのではなく、現実にあったものをもとに想像で描く。空や雲がゆっくりしみだして広がっていくように、少しずつ少しずつ描いている人が多かったのが印象的でした。

2週目は、それぞれの作品をさらに大きな紙に貼り、自分の空とだれかの空のあいだを描く授業。空と空とのあいだにある空間や時間を思いながら、色を変化させてつないでいく。

いったいどこの、いつの空を描いているんだろう? 不思議な深さにとけおちていくような制作でした。