レポート

しみじみ

2018.05

古びたものの質感にチャレンジするプログラム。
使い込まれたもの、時間が経ったものは、新品にはない質感があります。

1週目に、ジャケットの風合いの表現にチャレンジしました。古着の質感をペインティングナイフや筆で描いてみます。絵の具の使い方ひとつで、革っぽい質感にみえたり、ごわごわした綿の布風になったり、薄手のやわらかな布のような風合いになったり、いろんな見え方に変化しておもしろい。

 

次に、2週を使って1枚の絵画を制作しました。モチーフは、誰かがかつて使用していたであろう、古びてかなり年季が入った工具たち。いろんな種類があり、各自好きなものをいくつかセレクトしました。

鉄・木などの素材によっても、いろんな『古び』のちがいがあります。これをいろんな方法で実験的に探りながら表現していきました。鉛筆で下書きをしたら、あとはアクリル絵の具を使って、手数を重ねます。

絵の具を盛る。乾いてからけずってみる、やすってみる。重ねる、混ぜる、表面に傷をつけてみる、など。筆のほかにも、ペインティングナイフを使いこなせるようになってくるといろんな表現ができるようになります。

アクリル絵の具をたっぷり載せて使うことと、それを削ったりやすりをかけたり、鉛筆のように取ってしまうという足し引きの制作がいつもと違うアプローチで、気持ちよかったようです。