「キラキラしてる」「きれい!」「いろんな色がある」「これってほんもの?」目の前の魚の姿に興味深々のこどもたち。お魚好きの子は「おいしそう」だって。
魚をシルエットみたいに描きました。ここでは色を気にせず、形だけを観察することに集中。口、ヒレ、しっぽの形も、さかなによってちがいがある!おさかなクイズができそう。
形が描けたら、次は見つけた色を乗せたくなる!絵の具の混色でぴったりの色ができるかな?同じさかなを見ている仲間同士で色づくりを研究している子たちもいました。ナイス!
だんだん目が冴えてきたこどもたち!? ほんの小さな色のちがいも見えてきて、手が止まらない様子でした。筆のサイズも自分で選んで、ペンのように繊細に扱えるようになってきた子も。
体全体の色が仕上がったら、最後に目をしっかり描き込みました。モチーフの魅力そのままに、かっこいいさかなの絵が完成!こどもたちの素直な反応や感動ぶりに、モチーフの魅力にもあらためて気付かされたプログラムでした。
みんなが描いた魚が本物みたいに泳いで逃げる!? 紙、木材、スチロール板など、いろんな質の素材を組み合わせて作る、仕組みのある造形に挑戦です。
土台となるのは六角形の木箱。木工用ボンドを使って木の板を接合しました。ボンドをつける量は「多すぎず少なすぎず」…スプーンで平らに伸ばして、ピタリ!壁になる6枚の板を一気に立ち上げるため、お友達と協力する場面も。
工作道具の段ボールカッターを使って、スチロール板に穴をあけました。どんな穴をあけると魚釣りが面白くなるかな?中には「そんなに細かい形にするの!?」とつい思うほど複雑な形を描く子も。どきどき…
どんどん切りたい!とつい刃物をもつ手に力が入りやすいけど、力まなくとも切れることが上手になるほど分かってくる。経験も必要な制作でした。まずは大きなケガなく、みんな無事に制作できました。「こうしてみたい!」とすごい意欲で、細かな形も積極的に取り組んでいました。
氷の大地に見えるように、真っ白にペイントしました。ちゃんと魚が釣れるかな?はやくみんなで遊びたい!
みんなが描いた魚がミニチュアになって登場!ゲームの主役として、お魚アイテムをたくさん作ろう。裏面はおみくじ仕様にしてみました。うれしい一言、まめ知識、計算問題など、こどもたちのアイデアはいろいろ。
魚の他にも、カメやタコ、アザラシなど海の生き物を作ったり、長ぐつに、タイヤに、つってびっくり古代のアンモナイト、人魚まで!おもしろアイテムを思いついてニヤリとしていた子も。
くるくるとアイテムが泳ぐ仕様は、ルーレットの仕組みを利用しました。軸を立てる穴を箱の中心にセット。ぐらつかないよう支えもつける工夫もばっちり。もし部品がとれて壊れても、自分でちゃんと修理できそうです。
板と棒を組み合わせて、コマのようによくまわるルーレット盤を組み立てました。回した遠心力でアイテムが振り落とされないようストッパーも接着。どの部品がどんな働きをするかとてもよく理解していたこどもたち。スムーズな制作!
仕上げには大事なつりざお作り。色や柄はお好み仕上げで、ちゃんと針先に手作りのえさもひっかけておきました。
アイテムも仕組みも完成したら、みんなそれぞれさかな役とつりびと役になって、魚つりゲームを楽しみました。「私の所で遊んでみて!」「お宝つれるかもよ」「大物が穴から出てこない!」たいへん盛り上がりました。