グリッドのマス目をひとつずつ埋めるように、テーマ「顔」でドット絵づくりに挑戦。はじめての子は「どういうこと?」とすこし不思議そうに取り組んでいました。ゲームが大好きな子、イラストが好きな子は「描いたことがあるよ!」とすでに得意な子も。
デジタルの世界で生まれたドット絵だけど、昔ながらの編み物もようもしくみは一緒。好きなあったかアイテムの形を選んで、お好みのもようをデザインしながら絵を仕上げました。
自分の好きなアイテムの形を紙で切り抜いて型を作りました。色紙の上に置くとアイテム形の穴ができます。もようづくりに集中して楽しむための準備。
使いたい絵の具の色をブレンドして作りました。みんながそれぞれ色合いを考えていたようです。カラフル、白黒、パステルカラー……この絵の具づくりも面白い。
指に絵の具をつけて、スタンプのようにぽんぽんぽん。少しずつ編むように進めていきました。
自分のこだわりやこんな風にしたい!というイメージに近付くように、とても真剣に制作するこどもたち。絵の具を置いた部分が増えてくると、かっこいいもようが!
たくさんのドットを描きつづけるので、「大変だよ〜」「時間がない!」という声はありましたが、みんな欠けることなくアイテムの絵ができました。
裁縫のきほん「糸とおし」。素材の状態を観察したり、手先を繊細にコントロールしてはじめてできる手仕事。毛糸と毛糸ばりを使ってこどもたちも挑戦。
まずは糸の先の状態を見極めてじっくりと……。糸の先がほどけてしまったら、それぞれテープで糸先を止めてみたり、指で巻き直したり。しくみがわかると、するりと通すための工夫ができるように。すっと通ると気持ちいい!
糸とおしができたら、本物サイズのかわいい小鳥づくりをはじめよう!小鳥型のおなかにはドーナツ状の大きな穴が。ここに糸を巻きつけていきます。
小鳥の羽をイメージしながら色を選び、真ん中の穴がぎゅうぎゅうになるまでコツコツと糸を巻き続けました。穴が小さくなるほど糸が通りづらくなりますが、そこをがんばって通し続けて!
「もうパンパン!」「すごくきつくなったよ」それぞれの限界まで糸を通しました。仕上げに、巻きつけた糸をはさみで切り開いてみると…
「わあ…」「かわいい!」糸の先がまわりに広がっていき、小鳥のふんわりとした身体になりました。たくさん糸を巻いた分、はさみで切るのもひと仕事ですが、出来上がりが楽しみな子どもたちは手がとまりません。
一羽をこだわりぬいて作った子、小鳥の仲間をたくさん作った子。それぞれのお気に入りができたようです。ふわふわころころ、おうちでも可愛がってね。