今月のキッズコースでは馬が主役。「本物に乗ったことがあるよ!」「ちかくで見た」という子もちらほらと。車が発明される前は、馬が人の移動手段でした。たくさん歩ける身体、人が乗っても怒らない穏やかな性格。こどもたちも「すき!」という子が多かったですね。
馬はどんな形?いろんなサイズの木片から組み合わせてみました。えらんだ首が長いと「それってキリンだ!」いろんな形を組み合わせては楽しみつつ、「しっぽもないとね」。それぞれがぴったりだ!というパーツをセレクト。
馬の組み立ては「くぎうち」で行いました。先にくぎを打ちたいところに下穴を開け、くぎがすべらないように工夫します。11月にくぎうちをした経験がある子は手順の理解も早く、小さい子に教えてあげる場面も。頼もしい!
くぎを1本だけ打って木片を固定すると、釘が軸になって木片が回転するようになります。その仕組みを生かして、歩く仕草や首ふりなど動物らしい動きを再現しました。仕様にすぐピンときたこどもたち、用意が整うやいなや制作開始!
ひとつくぎうちするごとに、動作を確認。「うごいた!」嬉しそうなこどもたち。小さな木パーツを手で押さえながらのくぎうちはなかなか大変ですが、イメージしたものを形にしたい!ととても真剣な取り組みでした。首を左右に向ける、首をかしげる、しっぽをふる…馬のリアルな動きに詳しい子もいて、馬の動作の表現へのこだわりがすごい。
がんばって組み立てた形に絵の具できれいに好きな色をペイント。動かしたときに見える隙間も塗り忘れないように!丁寧な塗りで、筆の扱いも上達した子がちらほら。もようをつけたり背中の色を少し変えたり、それぞれのこだわりのカラーリングに。
それぞれの馬がひっぱってくれる「馬車」をつくろう!たくさん荷物を運べる機能いっぱいの馬車、ゴージャスな馬車、はたまたファンタジーなかぼちゃの馬車?…こどもたちの来週の制作をお楽しみに。
先週から制作を楽しみにしていた様子のキッズたち。自分好みの馬車のスケッチをしてきた子も!みんなはじまる前からうきうき、やる気満々。イメージした形をこどもたちそれぞれの力で実現できるよう、まずは屋台骨になる共通部分をしっかり作るのが今回の目標です。
箱の展開図をくばりはじめたとたん、さっそく自分で折り目をつけていくこどもたち。「こうするんでしょ?」理解するのが素早い!接着したいところにちょうどいい量のボンドをぬり、ちょっぴり硬いクリップでの仮止め。次に進みたい気持ちでみんなで乗り越えました。
箱のボンドが少し定着するまで、車輪の軸の制作を進めました。タイヤパーツの色をペンでちまちま塗りこみ色チェンジしたり、タイヤの素材を自分でカットしてリサイズしたり、本格的にしたい!という子のこだわりっぷりがすごかった…
作った車輪のパーツ同士をボンドで接着しました。つけるボンドが多すぎると、つけたくない他のエリアにもはみ出てしまう!つける場所と量を確かめながら進めました。
こだわりの車輪パーツを箱部分と接合しました。セロテープは手軽な道具ですが扱いひとつで剥がれやすくなることも。グラグラ取れやすい車輪にならないよう、貼ったあとはしっかり指でこすったり撫でたり…テープののりを素材にしっかり食いつかせて。
馬車は馬だけでは走れませんね。操縦する人が必要ということで、いろんなポーズができる人型の芯を使って、それぞれ乗せたいお好みのキャラクターを作って制作は終了。
次回は馬車の外側・内側を仕上げます。「もっと人をのせたい」「中をごうかにしたい!」「のるためのステップがないと…」「2階も作れるかな?」こどもたちからいろんな方向性の「作ってみたい」がどんどん生まれていました。みんなのアイデアがそれぞれどう形になるのか楽しみです。
顔を描き込んだり耳や立髪をつけて、みんなの愛馬が完成。馬車のテイストに合わせて手綱や鞍などのアイテムを付け足す子も。すごく詳しい!
馬車の用途は多用で、みんなそれぞれ作りたいテイストがさまざま。こどもたちが自分で加工しやすい紙素材を中心に、制作材料を用意しました。
「まずのるところをつくらないと」と出入りをイメージしたり、すてきな柄のじゅうたんを敷き、「イスはたくさん」「テーブルもつけると便利そう」と心地よさをイメージしたり、なかなかリアルな思考が面白い。
「ふかふかでゆったりねれます」「カフェもつけたよ」サービス満点の馬車も登場。頭の中のイメージを形にするため「こんなかんじの素材がほしい!」とリクエストも飛び出す!
2階を作ったり、貼ったり剥がしたりできる様々なマスキングテープを使い、紙でいろんな形のパーツを作っては貼りまくり、ゴージャス仕様にした子も。
こんな馬車、映画でみたことある!砂漠が似合いそうなワイルドテイストの馬車もできた!高学年の男の子たちを中心に「本物みたいに再現してみたい」という熱がすごかった。
どんどん広がるイマジネーション、時間を忘れていつまでもしたい…と名残惜しさたっぷりの子も。みんな大事におうちに持って帰りました。