アトリエは作家のアート作りのメインの場所。時代によっても、制作方法によっても環境は様々。兼居住空間にする作家も、室内でなく屋外で制作するストリートアーティストも。それぞれ自分の想像する環境を作り込みました。
作家の使用していたであろう制作道具を作りました。細かく作り込むのが面白いミニチュア制作。サイズ感ぴったりな素材を選んで、できる限りリアルに。
アート作品の色や表現技法などから、人はそれぞれいろんな印象を受けます。そんなアートからどんな人となり、性格を想像する?ふんわりした印象から具体的なものを表現していく複合的な制作です。
古くて使い込まれた感じなのか、新しいピカピカな状態なのか。道具や部屋の雰囲気を絵の具や、粘土の凸凹などを使ってリアルな質感を表現。大胆な作業と繊細な作り込み、制作時間のバランスをとりながら。
作家が描く動物の躍動感に感心していた子は「実際に動物を飼っていたのでは?」と想像。うさぎ登場!
例えばピエト・モンドリアンを選んだ子は、余計なものをアトリエに一切置かないキレイ好き、現代でいうミニマリストのような人物を想像したようです。うんうん、とても共感。
ワシリー・カンディンスキーを選んだ子は、壁にも床にも様々な色の絵の具が勢いよく飛んでる!音楽を絵画にした作家らしく、まるで踊りながら制作していたよう。
作ったアイテムを空間構成し、レイアウトを決めました。みんなのアトリエ作品を接写で撮影して見ると、そこに訪れてみたような視点になりました。誰かがそこにいたような存在感というのか…不思議な感覚になる作品がたくさん。