紙は実際透けないけど、透明っぽさ、"らしさ"は表現できる。同じモチーフをを見てどう描くのか、ラボのみんながそれぞれ挑戦しました。
まずは正確な形を捉えるため、紙の上に基準線を描いてモチーフを単純化。ボトルの比率や奥行きを自分で把握できるように進めました。高学年になるにつれ、経験や客観的目線から、短時間でできるようになっています。
ボトルの中の描き込みをしやすくするためにも、特徴的な凸凹の形もしっかり描きました。直線で分割するように描いてみると、意外とシンプルな構造であることがわかりました。
「どこから描いていいかわからない!」とこどもから声がもれるほど、ボトルの中は描きどころだらけ。それも「こういう形」とはっきり見えるものがほとんどなく、色の強さだけを判断して淡々と見えたものを描く。コツがわかると結構ハマります。
鮮やかなブルーの帯、広い面積の色のところは透明水彩絵の具でひと塗り。鉛筆と絵の具では、同じ色を塗ったとしても質感が変わります。どちらもいったりきたりしながら使い分けていきました。
細かな写り込みを表現するのが面白くなり、ひたすら鉛筆だけで描き込む子も。ハイライトと暗い色のメリハリがあると、煌めくような光の表現につながります。