2021.9 チアーズ

チアーズ①

身近なものを再現する「模刻」と
頭の中の形を再現する表現を組み合わせて
ひとつのアート作品を制作しよう。

ねじる、つぶす、
たたく、またのばす…
原形と変形のちょうどいいバランスを
探りながら進めよう。

プロセス

  • 身近なものを変形させる

    9月のラボは「変形」をテーマに作品づくりを進めます。飲料の缶は世界共通で多くの人が知っている形。ラベルもシンプルで印象的なデザインなサッポロ黒ラベルをセレクトしました。

  • アイデアを出す

    思いつくイメージをスケッチ。どうやって作るか不明なものも、思いついたら描きとめておこう。これが作りたい!というイメージがあると、どう作るかの解決法は割と見つかるものです。

  • 素材について

    作る素材は、主に石塑粘土です。6月にも制作に使いました。さらに使いこなして表現の幅を広げていこう。

  • 型取りする

    はじめに、グルーガンを使って飲み口+底の形を型取りしました。ここは本物と同じサイズで、リアリティ満点にしておきたいところです。

  • 共通のパーツを作る

    できた型には粘土を詰めて、パーツを完成させておきました。あとは変形部分の制作に集中していこう。

  • 変形部分の芯を作る

    アルミホイルや針金…芯作りの素材は自分の作りたい形に合ったものをセレクト。ラボと他コースとの違いは、自分である程度必要な道具や素材を選んで制作できること。制作は来週に続きます。

チアーズ②

粘土を使った造形の研究&制作です。
元々の形を知っているだけに、
それがいつもとちがう形になるだけで
脳が混乱する!?
絵画とはまたちがう、立体表現の面白さ。

リアリティのある部分の精度を高めるほど
「変形」が伝わりやすく、どんどん面白くなる。
熱気のある制作になりました。

プロセス

  • パーツを接合する

    別々に制作しておいたパーツを、型からはずしてどべ(溶かした粘土)でひとつの形にまとめました。どんなに変形していても、それぞれ缶であることが伝わるようになります。

  • 全体の形を作る

    前回、制作した形の芯を粘土でコーティング。自分がイメージしていた通りの立体にできるよう、ボリュームを足し引きしながら。

  • 造形の精度を高める

    ここからはラボの腕の見せ所!来週に、ラベルを描く部分は特に念入りに、丁寧に仕上げたいところですが、よりリアリティを出すために、いろんな工夫をしていました。

  • 共通パーツをそっくりに

    缶の飲み口部分にある小さな起伏、プルタブの表現にもこだわっていました。細かいところほど燃える!?

  • 部分のリアリティ

    どんな変形でも、まっすぐなところはまっすぐに。表面は滑らかに仕上げて。本物の缶が持っている「あたりまえの特徴」を追求するほど、ありえない形にリアリティが出ますね。

  • いろんな形が…

    それぞれの缶の形が見えてきました。シンプルに面白い!立体の形と、この後のラベルの描き込みによってひとつの作品が完成予定。

  • ラベルの配置検討

    できた形を改めて観察しながら、次回のラベル描き込み制作のイメージを高めて。変形に合わせてラベルも伸びたり縮んだり?または描く位置を工夫することで、印象が変わるケースもあります。

  • 予定を立てる

    ラベルの模写をしたり、少し形に描き込みを進めたり。次回の制作時間内に完成を目指して!

チアーズ③

凸凹したり、裏と表が入り組んでいたり…
立体に描き込みする仕上げの制作。

描き込みする大事なポイントも押さえながら
全体のバランス感覚と、細部の観察を
行ったり来たりできる
ラボの子たちの制作ならでは!
描写をリアルに近づけるほど面白い。
仕上げの描写には熱が入っていました。

プロセス

  • やすりで形を仕上げる

    乾燥した粘土の形をいろんなタイプのやすりで削り、理想とする形に仕上げました。

  • 少しの凸凹もなくす

    形の凸凹に合わせたやすりを使わないと、新たな凸凹を生む…。次の制作のラベル部分の描きやすさをイメージしながら進めました。

  • 白く下塗りをする

    形全体をジェッソで下塗りしておき、鉛筆や絵の具の描写をしやすくしておきます。やすって出た粘土の粉を取り去り、作品自体を強くする効果も。ベースをしっかり整えました。

  • ラベルのあたりをつける

    一番目立つ要素の「ラベル」を描くために下絵を入れていきました。実際に形に描いてみて、イメージと違うところはこの時点で調整します。仕上がりが見えてくるので、ここが一番面白くなるところ!?

  • ぐるりと絵の具やペンで描き混むげる

    下絵で完成がイメージできたら、仕上げの着彩へ。かなり細かな描き込み部分もあるため、今回はアクリル絵の具と細めのペンを複合的に使用しました。さすがラボ!効率よく、画材のセレクトもそれぞれ着実に進めていました。

  • ぐるりと仕上げる

    最も目立つ星のマーク、ロゴなどはもちろんみんな一番最初に仕上げていましたが、意外だったのは成分表などのちいさな文字をカリコリカリコリ…地道に丹念に描く子もけっこういたこと。描き込みを進めるほど、リアルさと形のおかしさが引き立つ面白い作品になりました。