レポート

カテゴリー: ウルトラトルネード

大塚いちおさんとつくるおてんきもようタイル

2018.01

 

年明けの2018年1月8日(月・祝)。ふだんのトルネードの授業の枠をこえた特別授業“ウルトラトルネード”第1弾、『大塚いちおさんとつくるおてんきもようタイル』を実施しました。参加したのは4歳から小学校6年生までのこどもたち。まる・さんかく・しかくのかたちを使っておてんきもようをデザインをするためのヒントを大塚いちおさんに聞きながら、約400枚のタイル絵をこどもたちの力で完成させました。

 

大塚いちお  Ichio Otsuka
イラストレーター・アートディレクター。1968年新潟県上越市生まれ。書籍や雑誌、広告、音楽関係のイラストレーションなど数多く手がけるほか、展覧会やワークショップなどの活動も積極的に行っている。絵本に『もののえほんいちにち』(3冊セット・福音館書店)『クーナ』( イースト・プレス )など。NHK教育テレビ「みいつけた! 」のキャラクターデザインやアートディレクションも手がけている。
▶いちおさんのウェブサイト

 

1 いろ・かたちをえらぼう

「今日は、上手に、そっくりに描かなくていい。まずは自分がえらんだ天気にあわせて『こんな色をつかってみたいな』『このかたちが合うかも』、そんな簡単なきっかけから少しずつはじめてみよう」といちおさん。

この日のために用意したまる・さんかく・しかくの素材は色もサイズもさまざま。気になるものをそれぞれ選び、タイル上でならべながら自分のイメージに近づけていきます。「ぽかぽかした晴れ」「もうふぶき!」「はげしいトルネード!」

 

2 おてんきもようをかんがえよう

選んだかたちをタイルの上にならべ、おてんきもようのイメージづくり。なんどもためしてデザインが決まったら、耐水性のニスを使ってタイルに丁寧に貼り付けました。

最初はおそるおそる手探りだったこどもたちも、手を動かしていくうちに、もようをきっちり並べたりランダムにしたり、素材のすこし透ける質を生かして、貼り重ねて新しい色味や雰囲気を出すなど、工夫のバリエーションが広がりはじめ、みるみるコツをつかんでいきました。次々アイデアが生まれるのか、みんなの手が止まらない!

 

3 みんなのタイルを1つの作品にしよう

みんながつくったおてんきもようタイルをすべて合わせて、大きなひとつの作品にしていきます。大事な全体のレイアウトを、大塚いちおさんに調整してもらいました。

 

4 タイルを接着しよう

最後はみんなでタイルしょくにんに!本物のタイル屋さんが使う接着剤を専用のヘラで均等にぬり、タイルとタイルのすきまを整えながら敷き詰めていきました。

 

5 完成!

全部で約400枚のタイルが完成!それぞれ持ち帰るお気に入りタイルもしっかり作りました。一枚ずつ丁寧に制作し、さらに目標数も達成したこどもたち、たのもしい。

次の日、アートラボの子たちが、みんなのタイル作品を壁に取り付けてくれました。トルネードの教室にぴったりな、おてんきもようタイルの水場が完成!

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